切る際のポイントは2つ。
1)爪の先端が親指と同じ長さになるように真っすぐ切る
2)端を深く切りすぎず、角を少し丸める
まず、切る際に指の形に合わせて先端をカーブさせてしまう方が多いですが、真っすぐカットしてスクエア形状にするのが理想です。長さは指の先端と同じくらいにするのがお勧め。靴の圧迫によって痛みや変形が生じにくくなります。
また、角は切り落とさずにヤスリなどで削って丸みをつけてください。皮膚に食い込みにくくなって、炎症や痛みが生じる心配もなくなるはずです。
ちなみに、爪を切るタイミングはお風呂上がりがベスト。硬い爪を切るとひび割れてしまう可能性があるので、ふやけて柔らかくなっているうちに端から少しずつ切るといいでしょう。
根気強くケアし続けることが大事
手の爪が伸びる速度は1日に約0.1ミリ。1カ月で約3ミリ伸びるので、ケアした効果が反映されて美しい爪に生え替わるには約3~4カ月かかります。
しかし、足の爪が伸びるスピードは手の爪の半分以下。完全に生え変わるのに1年近くかかる方もいらっしゃいます。しかも、すでに生えている爪を美しくするのは極めて難しいです。そのため、これから美しい爪が生えてくる環境作りこそが、きれいなすっぴん爪を取り戻す一番の近道になります。
ただし、どうしても見た目の変形や変色が気になる場合は、医療機関で原因を見極めてもらうことも大切です。爪の問題と思っていても、実際には皮膚や骨格のトラブルが関係しているケースも考えられます。
美しい爪を育むためには、時間がかかることを理解して焦らず継続することが重要。正しい靴選びと適切な爪切りを積み重ねることで、足の爪は確実に変わっていきます。
今からでも遅くはありません。将来、素足に自信を持てるようにするためにも、美しい爪が生える環境作りを見直してみませんか?
齋藤昌孝(さいとう・まさたか)
皮膚・爪疾患のスペシャリストとして著名な麻布台クリニック院長。
取材・文=内田直弥
