岩手県内各地でサクラの開花が進み花見のシーズンを迎えました。
こうした中、2025年クマの出没が相次いだ県内ではサクラの名所で独自のクマ対策が進められています。
紫波町の「城山公園」は、満開の時期には約2000本のサクラで彩られる観光スポットですが、2025年はクマの出没に悩まされました。
2025年4月、園内のセンサーカメラには、クマの映像が捉えられていました。
当時は屋台と花見客でにぎわう「城山桜ウィーク」が開催中でしたが、クマの出没によって3日間にわたり入園が規制されました。
2025年の状況などを踏まえ、町は2026年度、新たなクマ対策を講じました。
公園内にはクマよけのための「クマベル」が園内2カ所に設置されていて、クマ除けのために誰でも利用することができます。
また、これまで3台だったセンサーカメラを6台に増やし、監視態勢を強化しました。
さらに、公園の外にも電気柵を設置し、クマを寄せ付けない環境を整えています。
町によりますと、公園周辺では2025年度、4頭のクマを捕獲しましたが、2026年度は対策が強化されたこともあり、これまでに出没は確認されていません。
紫波町 浦田文伸産業部長
「(対策に)力を入れて、きれいな城山公園のサクラをより多くの方に安心してみてもらえるよう、最大限の努力をしていきたい」
一方、クマ対策は東北有数のサクラの名所、北上市の展勝地でも進められています。
4月10日から始まった「さくらまつり」の期間中、会場周辺の上空から最新型のドローンでクマへの警戒にあたります。
ドローンを使った対策は、展勝地の指定管理を行う会社が、2026年初めて導入したもので、周辺を巡回し上空140mから熱源を感知してクマの居場所を知らせます。
さらに、クマが出没した際はドローンのスピーカーからクマが苦手とする犬の鳴き声を流し、追い払います。
指定管理者「展勝地」 軽石倫史社長
「(この時期)40万人という来場者がいるので、ドローンを飛ばすことで、さらに安全に楽しんでもらえると思う」
例年より早めに訪れた花見シーズン。県ではクマを寄せ付ける生ごみなどを放置しないよう花見客や観光客にも対策を呼びかけています。