この状態のまま無理を重ねると、最終的には燃え尽き症候群になってしまいます。ある日突然ベッドから起き上がれなくなったり、頑張っていた仕事に対して何の感情も湧かなくなったりします。
脳が「もうこれ以上は無理だ」と強制終了をかけた状態です。一度バーンアウトしてしまうと、回復するのには長い時間がかかります。
なぜ「睡眠」を最優先すべきなのか
集中力を高める上で欠かせないにもかかわらず、多くの人がつい後回しにしているのが「睡眠」です。「忙しくて寝る時間がない」「やりたいことが多くて」とつい夜更かししてしまい、睡眠時間を削っている方が多いのではないでしょうか。
しかし、あなたが「もっと集中して成果を出したい」「短時間で効率よく仕事を終わらせたい」と願っているなら、最も避けるべきなのが「睡眠を削ること」です。なぜなら、睡眠こそが集中力の「土台」だからです。
睡眠不足に陥ると、脳の司令塔である前頭前野の機能が著しく低下します。睡眠不足の状態では、血中アルコール濃度が高い酔っ払いの状態と変わらないほどパフォーマンスが落ちるという研究結果もあります。
酔っ払った状態で資料を作成したり、重要な商談や意思決定をすることは難しいでしょう。ミスが増え、判断力が鈍り、感情のコントロールも効きづらくなります。つまり、睡眠を削って仕事をすることは、お酒を飲みながら仕事をしているのと同じくらい非効率なのです。
実際、私がお会いする日本のお客様の多くが、睡眠時間が足りていません。頑張っているのに目標が達成できない、自分のやりたいことが分からなくてもやもやする……。
こうした課題を抱える方の背景に睡眠不足があり、感情や認知をうまくコントロールできていないことが多いのです。よく眠るようになるだけで問題への解決法が見つかることも少なくありません。
