千葉県の県立病院の医師が肺がんの検査で患者の腫瘍を見落とし、手術を受ける機会を逃していたことがわかりました。
千葉県市原市にある千葉県循環器病センターによりますと、2022年60代の女性患者の肺がんのCT検査で胸の中央部に腫瘍が撮影されていたにも関わらず、画像を見た医師が「異常なし」と診断して見落としたため、女性が腫瘍の摘出手術を受ける機会を逃していたことがわかりました。
女性患者は1年後、胸の痛みなどの自覚症状が出たため、あらためてこの病院で検査を受けたところ、同じ場所に腫瘍が見つかったことから腫瘍の見落としが発覚しました。
腫瘍は当初の約2倍の大きさになっていたということです。
見落としたことについて診断した医師は「肺がんの二次検査のため肺に注目してしまった」などと話しているということで、千葉県循環器病センターは遠隔システムを使って外部の医師に画像診断してもらう二重のチェック体制をとるなど再発防止策を実施しています。