日々忙しく働きタスクに追われていると「時間が足りない」と叫びたくなる。そんなとき、立ち止まって考えたいのが、あなたの仕事はあなたがしなければならないのか、ということ。
ビジネスコーチの吉川ゆりさんは、「属人化された仕事」こそあなたの価値を高めるため、本当に集中すべき仕事を見極めてほしいという。
その理由を『なぜ、あなたは時間に追われているのか』(日経BP)から一部抜粋・再編集して紹介する。
本当にあなたがすべき仕事?
さて、ここで1つ、大事なことを質問させてください。
今、あなたが「しなければいけない」と思っているその仕事。それは本当に、あなたがするべき仕事なのでしょうか?
私も長く会社員として働いてきたので分かります。「これまでもやっていたから」「誰々さんが言っているから」といった理由で、本当は必要ないかもしれないのに、なぜかやらなければいけない仕事がありますよね。
あなたの専門性やミッションから見て、優先順位が低いと感じる仕事。あるいは、チーム全体の視点で見た時に、必ずしもあなたが担当する必要のない業務。
これらは、一度手放すことを検討してみませんか。なぜなら「重要かもしれないけれど、自分じゃなくてもできる仕事」は、あなたの生産性を下げてしまう可能性があるからです。
「属人化した仕事」こそ集中しよう
組織には2種類の仕事があります。「属人化された仕事」と「属人化されていない仕事」です。
「属人化」とは、仕事がある特定の人に任されている状態を指します。
例えば、重要な顧客とのやり取りや高度なデータ分析などが、社内の誰か1人の肩にかかっているような状態です。
その人が休んだ場合に重要な業務がストップしてしまうため、組織全体の効率性や持続性の観点からはリスクと見なされ、敬遠される傾向にあります。
