皇居内の売店など限定で販売されている財布、通称“皇居財布”。
2025年に入ってSNSや口コミなどでの投稿が話題となり、人気が爆発している。
その魅力とは…。

SNSや口コミの投稿が話題となり人気爆発

冷え込んだ空気に包まれた朝8時の皇居。

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皇居の大手門前からお堀に沿ってのびる、なが~い行列…。

その数は100人を軽く突破…行列は約100メートルに渡っていて、200人ほどが早朝から並んでいた。多くは女性が中心で、年代も幅広い。そのお目当てとは?

列に並んでいる人:
お財布を買いに来ました。
(Q.お財布?)
“皇居の財布”を。御利益ありそうなんで、お土産に買って帰りたいなと思って。

女性:
熊本から来ました。5時10分くらいから(並んでる)またお正月に向けて新しい物が欲しいなって思って。

通称“皇居財布”。これまでは“知る人ぞ知る”存在だったこの財布が、実は今、爆発的な人気となっている。

その名の通り、皇居内の売店など限定で販売されている財布、通称“皇居財布”。

二つ折りと長財布のタイプなどがあり、牛の本革で作られているほか、皇居の紋章としてしられる菊の御紋がさりげなくデザインされている。

価格は、二つ折りで5000円、長財布は種類によるが2000円のものもある。

もともと一部で知られていた“皇居財布”だったたが、2025年に入ってSNSや口コミなどでの投稿が話題となり人気が爆発。

購入できた人は財布の魅力について…こう語った。

購入した人:
がま口の財布買いました。ピンクにしました…薄い(ピンク)。

購入した人:
シルバー欲しくて来ました。安い!

豊富なカラーバリエーションや、高級感のある財布が安く購入できることが魅力だという。

そもそもなぜ牛本革の財布をこの値段で販売できるのか。販売している菊葉文化協会によると…。

(菊葉文化協会)
この協会は宮内庁のOBなどを雇用し人件費が抑えられ、直接工場に発注し仕入れ、“利益を追求していないため”安価で提供できます。

11月末以来、久しぶりの販売を迎えた9日。

入荷する数に限りがあるため、購入は1人1種類1個までと制限があるにもかかわらず、売り切れた商品があったという。

女性:
本当はがま口が欲しかったんですけど、もう早々に売り切れていました。

女性:
(Q.8時前に着いてお財布は?)
買えなかったです!残念ながら…リベンジします!

皇居を訪れる人の記念になるものを、との思いで作られたこの財布。
人気はこれからも続いていきそうだ。
(「イット!」 12月9日放送より)