会社員時代に得られなかった「豊かさ」
イノリンさんは、働くこと自体を否定しているわけではない。
「自分でやりたくて働いているなら、何の問題もないです。ただ、全員が全員、定年まで会社で働く必要があるのかな…とは、思いますね。仕事をすることに限界を感じたら、やめてもいいと思います」
資産9800万円より、イノリンさんが今いちばん豊かだと感じているのは「時間」を持っていることだと言う。
「朝、外に出て太陽を浴びると、午前中の時間がすごく幸せなんです。会社員時代は、自分のための時間は1日3時間もありませんでした。それが今は、朝から丸ごと自分のものですから」
お金持ちより、時間持ち。就職氷河期という不遇な時代を生き抜いた50歳が手にした豊かさは、資産残高そのものではなく、朝の散歩道にあった。
あなたにとっての豊かさとは、何だろうか。
休日の朝活
— イノリン@質素FIRE 無職生活2年目 (@imorin12) July 24, 2021
夜明け前の公園 pic.twitter.com/GoQjioK8mu
蜂谷 智子(はちや・ともこ)
ライター・編集者 編集プロダクションAsuamu主宰
