(1) 足るを知る…月10万円前後の生活設計

「SNSを見ると、みんな映えるご飯とか投稿してますけど、自分は自分、人は人。そんな生活してたら、いくらお金があっても貯まらないですから」

固定費は家賃(水道代込み)の5万3000円。通信費は株主優待とポイントで実質ゼロに近く、日用品も株主優待のクオカードでまかなう。食費は徹底した自炊で月3万円以内。趣味の出費はポイ活の月1万円分でカバーする。合計すると月10万円前後に収まる設計だ。

(2)自転車で行けるところまで行く…健康と節約を兼ねる

趣味はサイクリングと散歩だ。1日30〜40kmを走ることもある。大阪城公園まで片道15kmの道のりも「気分転換」のひとつだ
趣味はサイクリングと散歩だ。1日30〜40kmを走ることもある。大阪城公園まで片道15kmの道のりも「気分転換」のひとつだ

退職後、健康維持を強く意識するようになった。月・水・金はYouTubeの運動動画を1時間こなし、それ以外の日は散歩やサイクリングで体を動かす。会社員時代は睡眠が4〜5時間しか取れなかったが、今は7時間を目標にしている。退職後に耳鼻科、眼科、胃カメラ、腸のポリープ切除と、長年後回しにしていた医療機関をまとめて受診した。

「健康じゃないと、楽しくないと思うんで」

(3) 猫活…お金をかけずに幸福感を得る

毎朝5時半に起き、散歩がてら顔見知り宅の保護猫を訪問する。地域猫への餌やりも欠かさない
毎朝5時半に起き、散歩がてら顔見知り宅の保護猫を訪問する。地域猫への餌やりも欠かさない

もともと猫は苦手だった。仕事で追い詰められていた4〜5年前、たまたまYouTubeで見た猫動画がきっかけで、一転して猫好きに。

「見てるだけで幸福感があるんですよね」

公園で見かけておやつをあげながら仲良くなり、膝に乗ってくれるようになった猫との時間が、会社員時代の通勤前・退社後の数少ない癒やしだったという 。今も毎朝その縁が続いているのだ。

猫と遊ぶ費用はクオカードや百均のグッズでまかなう。お金をほとんどかけない、毎日の楽しみになっている。