ミラノ・コルティナ五輪で過去最高のメダル数を獲得し、日本中を感動で包んだフィギュアスケート。その熱が冷めやらぬまま開催されるのがジュニアカテゴリーの世界最高峰の大会、世界ジュニアフィギュアスケート選手権だ。3月4日からエストニア・タリンで行われる。
4年前、ミラノ・コルティナ五輪で金メダルに輝いたミハイル・シャイドロフや4回転全種類を操る“4回転の神”イリア・マリニンらがジュニアの頂点を争った。
世界に挑むのは2030年にフランス・アルプスで開催される冬季五輪を目指す日本の未来のスター候補選手たち。
女子は島田麻央、岡万佑子、岡田芽依。男子は、中田璃士、西野太翔、蛯原大弥。アイスダンスからは“かほゆう”こと山下珂歩・永田裕人組が出場する。
島田麻央が初の大会4連覇に挑む
女子は、全日本選手権で2位表彰台にあがりながらも、年齢制限のためミラノ・コルティナ五輪に出場がかなわなかった島田麻央が史上初めての大会4連覇に挑む。
“令和のマオ”こと島田は、高難度ジャンプと美しいスピンなど高い完成度を武器に、ジュニアでは負けなしの38連勝中だ。
今季も全日本ジュニア5連覇、ジュニアGPファイナル4連覇と圧倒的な強さを見せてきた。
2月25日に行われた公開練習では、トリプルアクセルと4回転トーループを重点的に練習。
本番に向けてコンディションを整えながら調子を徐々に上げている様子だった。
島田は「思いっきり楽しんで自分らしさを出せるように。ショート、フリーともに最後のポーズは笑顔で終われるように頑張りたい」と意気込みを語った。
「シニアに早く上がって世界選手権も出てみたいので、最後しっかり良い形で終われたら」とすでにシニアでの活躍も見据える17歳のジュニアラスト演技から目が離せない。
全日本ジュニア選手権で島田とともに表彰台にあがった岡万佑子、岡田芽依は初めての世界ジュニア選手権出場となる。
全日本では6位と大健闘した岡万佑子
岡は、北海道から島田と同じ木下アカデミーに移籍し2年目。
武器である柔軟性を活かした表現力に加えてジャンプの安定感が増し、初めての国際大会となったJGPシリーズトルコ大会で優勝。JGPファイナルにも出場するなど国際舞台でも飛躍した。
推薦選手として出場した全日本選手権ではショートとフリーともにトリプルアクセルを成功させ自己ベストを更新。そうそうたるメンバーの中で6位と大健闘し笑顔で大会を終えた。
年明けの取材で岡は「練習してきたことを最大限に発揮して、挑戦して強い気持ちをもって挑みたいのと、ショートとフリーともにいい演技をそろえられるように頑張りたい」と話した。
全日本選手権以上のはじける笑顔に期待したい。
