フィギュアスケート界に衝撃が走った5月22日。

五輪2大会連続でメダルを獲得し、世界選手権2連覇している宇野昌磨と、世界ジュニアで金メダルを獲得した本田真凜がアイスダンスに挑み、競技会へ復帰することを発表した。

宇野は2024年5月、本田は同年1月にそれぞれ引退している。一時代を築いた2人の第2の人生は、キャスターとして全日本選手権や世界選手権の現場で活躍していた。しかし、この期間中にすでにアイスダンス競技への現役復帰を決めていたという。

会見を終えた2人に話しを聞くと、シングルとは違うアイスダンスの難しさを痛感しながらも、挑戦していくことの熱い気持ちが伝わってきた。

アイスダンスでの現役復帰、五輪を目指す

氷上の社交ダンスと呼ばれるアイスダンス。ジャンプやアクロバティックな動きはないが、アイスダンスならではのステップやスピン、一定の距離を保つ必要があるツイズルに、女性を持ち上げるリフトなどの表現で競われる。

そんな新たな世界に足を踏み入れたのが宇野と本田の2人だ。

2022年全日本フィギュア村元哉中・高橋大輔組
2022年全日本フィギュア村元哉中・高橋大輔組
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かつて日本男子初の五輪メダリスト・高橋大輔さんが2019年に、村元哉中さんとともにアイスダンスに転向の発表をしてから時代は大きく動いた。

シングルで活躍した選手が次々と挑戦・転向しているのが昨今のフィギュアスケート界だ。

競技会復帰会見でグータッチする宇野と本田
競技会復帰会見でグータッチする宇野と本田

5月22日に、アイスダンス競技会復帰会見を行った宇野と本田。愛称は「しょまりん」。会見では、2030年のフランス・アルプス五輪出場を目指すと大きな夢を2人で言い切った。

宇野から声をかけたというアイスダンスへの挑戦。本田にとって覚悟が決まるまで時間はかかったそうだが、「一緒に五輪を目指したいです」と決意を会見で述べていた。

現役復帰を決めるまえから、宇野がプロデュースするアイスショーでアイスダンスを披露している“しょまりん”。

5月22日に行われたアイスダンス競技会復帰会見
5月22日に行われたアイスダンス競技会復帰会見

2月のミラノ・コルティナ五輪を目指して復帰を考えなかったと質問された際に、宇野は
「五輪を目指すことがどれだけ難しいことかわかっている。競技者として真剣に目指すからこそ、来季(2026-27シーズン)への復帰を決めました」と誰よりも苦労をわかっているからこその言葉で語った。