さまざまな健康被害を及ぼすダニ。家の中で増やさないためには常に清潔に保つことが重要になる。しかし、分かってはいても毎日きちんと掃除をするのは大変…。

ただ、どれだけ忙しくても3月~4月にかけての「春先」と、9月~10月の「秋口」の年に2回は大掃除をしてほしい。

この時期に家をきれいにすることが、一年を通してダニやアレルゲンを減らすことにつながるのだ。

その理由や重点的に掃除すべき場所を、50年近くにわたって住居の中のダニ類の生態を研究している医学博士の高岡正敏さんに聞いた。

まずは“増え始め”を叩く

ダニは世界に5万種以上いるという。日本にも家の中にコナダニ、ツメダニ、イエダニ、チリダニなど数多くの種類が生息しているが、その多くが高温多湿の環境を好む。

日本の住居にも生息しているケナガコナダニ(画像はイメージ)
日本の住居にも生息しているケナガコナダニ(画像はイメージ)
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そのため、多くのダニ類は暖かくなり始める春先から徐々に増え、梅雨時期の6月ごろから急速に繁殖、そして7月から8月に最も多くなる傾向がある。

「だからこそ、増え始める3月~4月の春先に大掃除することが繁殖期のピークの山を低くすることにつながるのです。春先の大掃除は、一年を通してダニを減らすうえで理にかなった対策といえるでしょう」

ダニが発生しやすい場所だけでも

とはいえ、家の中をすべてきれいにするのは大変だが、安心してほしい。ダニが発生しやすい箇所だけを重点的に掃除するだけでも効果的だという。