慢性化する人手不足を解消しようと、福岡県宮若市の高校で建設業の魅力を伝える出前授業が行われました。

工業の専門コースがある宮若市の鞍手竜徳高校です。

◆記者リポート(19日)
「きょうから行われる特別授業のため、学校の中庭に重機が運び込まれています」

真剣なまなざしで重機を扱う生徒たち。

20日まで行われる建設業の仕事を体験する出前授業です。

若い世代にものづくりの魅力や建設の仕事内容を知ってもらおうと、工業を学ぶ2年生を対象に九州地方整備局が毎年県内の学校などで開催しています。

講師を務めるのは、県内の建設会社から集まった現役の職人約50人。

ほぼマンツーマンで生徒の指導に当たります。

国土交通省によると、建設業の従事者は1997年以降年々減少し、2022年には479万人と25年間で3割減っています。

実際に工期の遅れや技術の継承ができなくなるなどの弊害も起きているといいます。

◆職人(解体工事)
「『やってみて、思ってたのと違った』という意見もあったので、こういった活動を通じていろいろなことを分かってもらえるのでは」

圧接技術を学ぶコーナーで講師を務める男性。

実は学校の卒業生で、この授業が職人を志すきっかけとなりました。

◆卒業生 加門堂倖大さん(19)
「(授業を)受けてから興味を持ち出して溶接業に就いた。(仕事は)きついけどやりがいはある。きょうで少しでも興味を持ってくれたら嬉しいと思う」

建設業で働く人たちの熱意を間近に感じた生徒たちは…

◆高校生
「体験が楽しくて興味を持った」

◆高校2年生
「見たことないものを初めて見せてもらって、工業系に就職したいなと思った」

九州地方整備局では、今後も建設業の魅力発信に力を入れたいとしています。

テレビ西日本
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