「放浪の天才画家」と称された画家・山下清の生誕100年を記念した巡回展が長崎県美術館で始まるのを前に内覧会が開かれました。
13日は長崎県美術館でオープニングセレモニーがあり、小坂 智子館長や関係者などが開会を祝いました。
展覧会は山下清(1922 - 1971)の生誕100年に合わせ全国を巡回していて、15カ所目の長崎が最後の開催地です。
桜島など代表的な貼絵作品をはじめ、幼少期に描いた鉛筆画など191点が展示されています。
山下清の風景画作品は放浪した旅先でスケッチしたのではなく、あとで思い出して制作したものです。
「長岡の花火」は山下清が放浪中に目にした新潟の花火大会の様子で、漆黒の夜空に広がる花火とその場に押し寄せた人々を刻銘に表現しています。
長崎県美術館 松久保 修平 学芸員
「パッと開いた花火を表すために、こよりと呼んでいる細長くちぎった紙をよって細く棒状にしたものを活用することで、細やかな点と細い線を組み合わせて、豊かな絵画表現が作品の中でなされています」
「長崎の景色」と「長崎の風景」は普段は十八親和銀行に展示されていますが、今回は長崎開催に合わせ特別に見ることができます。
「生誕100年 山下清展 - 百年目の大回想」は4月5日まで長崎県美術館で開かれています。