そんな方々は積極的に「緑茶」を飲んでみてください。特にお勧めなのは、数ある緑茶の中で最も生産量と消費量が多い「煎茶」です。

日本人にとってなじみ深い煎茶(画像はイメージ)
日本人にとってなじみ深い煎茶(画像はイメージ)

煎茶は古くから日本人にとって最も身近なお茶の一つ。単に「お茶」や「緑茶」といった場合も、大抵は「煎茶」を意味します。

煎茶の中に含まれる“単体カテキン”には抗酸化作用があり、肌の過剰な酸化を防いでくれると考えられています。プアール茶の中に含まれている“重合型カテキン”にも抗酸化作用はありますが、作用の高さにおいては煎茶の“単体カテキン”の方が優秀。 

ぜひご友人と一緒においしいプアール茶を、時間をかけて味わってみてください。きっと皆さんが笑顔になるはず。笑う門には福来たる。顔のシワも消えていくこと請け合いです。

睡眠不足には「ハーブティー」

最後は、寝つきが悪かったり睡眠不足に悩んでいる人にお勧めな「ハーブティー」。

お茶として親しまれているハーブの種類はたくさんありますが、多くは覚醒作用のあるカフェインが含まれていません。

なかでも個人的に最もお勧めなのがカモミールティーです。

カフェインレスで香り豊かなカモミールティー(画像はイメージ)
カフェインレスで香り豊かなカモミールティー(画像はイメージ)

数あるハーブティーの中でも、りんごに似た心地よい香りと温もりが心と身体を落ち着かせて眠りやすくしてくれます。

ハーブの香り漂う寝室で、寝る前に小さなグラス一杯飲めばきっと気持ちよく眠れるはずです。

健康維持に役立つ成分を含んだお茶はたくさんあります。

身体の悩みを抱えている人はお茶に頼ってみてはいかがでしょうか。

大妻女子大学名誉教授で「お茶博士」としても著名な大森正司さん
大妻女子大学名誉教授で「お茶博士」としても著名な大森正司さん

大森正司(おおもり・まさし)
大妻女子大学名誉教授でお茶の魅力を広く伝える「お茶大学」の校長。

取材・文=内山直弥

大森正司
大森正司

大妻女子大学名誉教授。農学博士。NPO法人日本茶普及協会理事長、NPO法人日本食行動科学研究所所長、お茶料理研究会事務局長、茶需要拡大技術確立推進協議会会長などを歴任。「お茶博士」として幅広いメディアに出演。2021年に瑞宝小綬章受章。著書に『お茶で若く美しくなる』(読売新聞社)、『おいしい「お茶」の教科書』(PHP研究所)、『お茶の科学』(講談社ブルーバックス)など。