親が育てられない赤ちゃんを匿名でも預かるいわゆる『赤ちゃんポスト』、実際に目にして思いを語りました実現すれば全国初となる自治体主導での設置を目指す大阪・泉佐野市の市長が10日、熊本市の慈恵病院を視察しました。

9日、熊本入りした千代松 大耕 泉佐野市長、10日は市議らとともに慈恵病院を訪問し日本で初めて2007年に設置された『こうのとりのゆりかご』いわゆる赤ちゃんポストを視察しました。

千代松市長は人形を使って預け入れを体験。

【千代松 大耕 泉佐野市長】
「何とも言葉に表すことはできなかったがグッとくるものがあった」相談室では蓮田 真琴 室長が『ゆりかご』を訪れる女性について説明しました。

ここは『エンゼルルーム』、妊娠に悩み『内密出産』を希望する女性を保護し、一定期間滞在できるよう整えられた部屋です。

一般の病室とは別のフロアに設けてあります。

泉佐野市は『内密出産』の受け入れも目指しています。

千代松市長は説明を聞きながらメモをとり積極的に質問をしていました。

そして蓮田理事長からは予期せぬ妊娠に悩む女性の背景について話を聞きました。

【視察を終えて会見・千代松 大耕 泉佐野市長】
「より一層、『ゆりかご』事業、『内密出産』も含め社会的な必要性を強く感じた」

千代松市長は、新年度まず『赤ちゃんポスト』からスタートし、その後『内密出産』にも取り組みを広げたいとしたうえで、預かった赤ちゃんの処遇について考えを述べました。

【千代松 大耕 泉佐野市長】
「その後の部分はすべて大阪府にお任せする気持ちでこの事業の導入を目指したわけではない。特別養子縁組についても泉佐野市としてあっせん等もしていきたいと考えている」

【蓮田 健 慈恵病院理事長】
「市長の覚悟が伝わった。(泉佐野市が)成功すれば、共感を持った別の首長が名乗りを上げるかもしれない。私はそこに期待している。自治体がいくつか始めればさすがに国も関与しないわけにはいかない」

泉佐野市の赤ちゃんポスト、名称は『赤ちゃん命のバトン』が有力ということです。

テレビ熊本
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