2月11日は建国記念の日ならぬ加勢鳥の日? 上山市の民俗行事「加勢鳥(かせどり)」が行われ、威勢の良い独特のかけ声が城下町に響き、市民や観光客でにぎわっていた。

(加勢鳥宣言)
「宣誓、われわれ加勢鳥38羽は、約400年の伝統を守り、上山市の繁栄と火伏せを願い、この地に降り立ちました。わらじが擦り切れるまで飛び跳ね続けることを誓います。みんな行くぞー!」

毎年2月11日に行われる上山市の民俗行事「加勢鳥」。
江戸時代初期に始まったとされていて、一度途絶えたものの67年前(1959年)に地元有志が復活させた。

(リポート)
「雪は降っていませんが、防寒着がないと寒い…。そんな中、みなさんは裸にケンダイと呼ばれるミノを被って、これから上山市を跳ねまわります」

みなさんが被っているワラで編んだミノ「ケンダイ」の重さは約4キロ~6キロ。
水を浴びると、約12キロにもなるそう。

「商売繁盛…、カッカッカー!」

神の化身である加勢鳥の語源は「稼ぎ鳥」。
その昔、上山城の御前で舞を披露した若い衆たちに、酒などを褒美に与えたことが由来とされ、商売繁盛や五穀豊穣・火の用心の願いが込められるようになった。

2026年の加勢鳥に扮したのは、県の内外から参加した38人。
威勢の良い独特の掛け声を発しながら、城下の商店街や温泉街を練り歩いていると、沿道から浴びせられたのは冷たい「祝い水」。

(加勢鳥)
「(Q.寒い?)あったかい。水をたくさん浴びて、今年、水多め」

雪がないとはいえ、見るからに冷たそうだが…。

(新潟市から・2回目)
「いま神の化身になっているので、『寒い・痛いとか感じるな』と言われている。いっぱい声を出して元気に舞いたい」

そして中には、こんなかわいらしい姿も…。

(上山市から)
「(Q.この衣装は?)加勢鳥。1~2年前、パパが加勢鳥をやっていて、加勢鳥の迫力があって楽しかった」

上山に伝わる奇習・加勢鳥。
地元だけでなく、県外・海外からの関心も高まっている。

(山形市から)
「いつか見たいと思っていて、今回友達が関東から来てくれたので一緒に行こうと」

(神奈川から)
「来年やりたいです」

(山形市から)
「歌とか聞いてやりたいと思ってやろうかな…」

(アメリカ出身)
「風邪ひいちゃうと思ったが大丈夫そう。こういう文化・祭りはアメリカにあまりない。加勢鳥は日本の中で不思議な祭り、本当にすごい」

加勢鳥は出発から約4時間かけて市内を練り歩いた。

「カッカッカー」

さくらんぼテレビ
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