長野市保健所は、市内の学生寮で調理した食事を食べた19人が嘔吐、下痢、発熱などの症状を訴え、検査の結果、ノロウイルスによる食中毒と断定しました。
市保健所によりますと、6日午前9時頃、学生寮の関係者から「寮で生活している25人中、朝の時点で15人程度の体調不良者が出ている」旨の連絡がありました。
体調不良となったのは10代の男性19人で、5日午後7時頃から嘔吐、下痢、発熱などのノロウイルスによる症状と一致する胃腸炎症状を訴えたということです。
保健所によりますと、10人の検便のうち9人の便からノロウイルスG2が検出され、調理従事者4人の検便のち1人の便からノロウイルスG2が検出されました。
これらのことから、市保健所はこの施設を原因とする食中毒と断定したということです。
施設は高校の部活動の寮で、市保健所は10日から12日までの3日間、食事の供給停止を命じました。
なお、19人は全員快方に向かっているということです。
■ノロウイルスによる食中毒とは
(長野市保健所より)
【特徴】
ノロウイルスというウイルスによって起こる食中毒です。
ノロウイルスによる食中毒は、主にノロウイルスに感染した者等を介してウイルスに汚染された食品や、ノロウイルスが蓄積した二枚貝を生や加熱不足で食べることによって起こります。
このウイルスの感染力は非常に強く、食品を介さず、感染者の吐物、下痢便から他の人に感染することもあります。
【症状】
1~2日の潜伏期間を経た後、下痢、嘔吐、吐き気、発熱などを起こします。かぜとよく似た症状がみられる場合もあります。通常は発症してから1~2日で症状は治まりますが、小さなお子さんやお年寄りは脱水症状を起こす可能性がありますので、体調に不安があれば早めに医療機関で受診してください。
【予防方法】
外から帰った時、トイレの後、調理の前、食事の前には、石けんで十分に手を洗いましょう。
ノロウイルスに汚染されるおそれのある食材は、中心部まで十分に加熱しましょう。
まな板、包丁、ふきんなどはよく洗い、熱湯や漂白剤で殺菌して使いましょう。
発症者の嘔吐物などを処理する時は、使い捨ての手袋を使って片付けた後、塩素剤で消毒を行い、汚染が広がらないよう十分に注意しましょう。
下痢、嘔吐、腹痛、発熱などの症状がある時は、調理作業に従事しないようにしましょう。