大阪府堺市に本社がある大手電機メーカーのシャープは、中小型の液晶パネルを生産する三重県の亀山第2工場について、親会社の鴻海精密工業への売却が成立しなかったと明らかにしました。

シャープの沖津雅浩社長は、きょう=10日に開いた2025年4~12月の決算に関するオンライン説明会のなかで「鴻海側が取得することでシナジー(相乗)効果が生まれるということで検討を進めてきたが、最終的に(去年)12月末あたりで、鴻海に引き取ってもらっても、将来の(液晶パネルの)価格推移など細かく詰める中で需要がないということで、今回の決断に至った」と経緯について説明しました。

亀山第2工場はことし8月をめどに生産を停止し、その後売却を進めるとしています。

生産停止に伴い、工場に関連する従業員のうち、1170人を対象とした希望退職を募るということで、これらにかかる費用のうち100億円を、亀山第2工場に関連する特別損失として2025年度の決算に計上するとしています。

また、鴻海と連携してAIサーバーの生産を亀山第2工場を活用して実施する計画について、沖津社長は「隣にあるテレビの工場の建屋を使って実施する。スピードを上げてやろうと決めている。鴻海との関係悪化とかは一切ない」と強調しました。

関西テレビ
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