気づいたら白髪がポツポツと生え始めた…。30代~40代になって悩み出す人は多いのではないだろうか。
「一般的に27~28歳頃からホルモンバランスが変化し始める影響により、30歳前後から白髪が生えやすくなるといわれています」
そう教えてくれたのは毛髪診断士認定指導講師の本山典子さん。髪全体を染めるほどではないけれど気になる“ポツポツ白髪”の、自分でできる対処法を教えてもらった。
まずは「白髪隠し」
まだ白髪が少ないうちは見つけるとつい抜きたくなるが、昔から“白髪を抜くと増える”といわれる。実際はどうなのだろうか。
「“白髪を抜くと増える”というのは都市伝説です。抜いたことが原因で増えることはありません。ただし、髪の毛を無理やり抜くと毛根を取り囲む“毛包”という組織が傷ついてしまいます。新たに生えてくる毛がうねってしまうので絶対に避けてください。根本で切る分には問題ありません」
気になる白髪が数本であれば切って対処できるが、ある程度増えると難しくなってくる。
「白髪の本数がポツポツと増えてきたら、まずは1日だけ白髪を塗って隠す『白髪隠し』というアイテムがお勧めです。マスカラやスプレー、スティック、ファンデーションとさまざまなタイプが出ていますが、どれも髪や頭皮への負担が少ないため安心して使えます。所要時間もほんの数分と短いものばかりです」
一般的に、白髪染めはアルカリ性や酸性のカラー剤で髪の毛の内部に化学反応を起こして芯から染めるため、髪や頭皮がダメージを受けやすいとされている。
一方、白髪隠しは髪の上から色を塗るだけで洗えば落ちる。負担が少ないが、肌が弱い人は「パッチテスト済み」「アレルギーテスト済み」と表示された製品を選ぶと安心だろう。
表示のない製品を使う場合は白髪隠しの液を腕の内側に少量塗り、30分後と48時間後に異常がないか確認するパッチテストを行ってから使ってほしい。
「白髪隠しは人によって使いやすさが異なります。いろいろな種類を試してみて、複数の製品を用意しておくのがポイントです」
異なるタイプの製品を持っておくことで、髪型や天気に合わせた使い分けもできるという。
「髪を結んだりまとめたりする“ひっつめ髪”ならマスカラタイプやファンデーションタイプが塗りやすく、髪を下ろす日はスプレータイプが使いやすいでしょう。雨の日は、濡れても塗料が落ちにくいスティックタイプがお勧めです」
「アフターケア」は欠かさずに
白髪隠し用の製品を使った後、重要になるのが頭皮のケアだ。
