各地の河川などから検出が相次ぎ、有害性が指摘されている有機フッ素化合物PFASの調査で、社宅や病院などに生活用水を供給する「専用水道」59件で暫定目標値を超えていたことが分かりました。
環境省の調査結果によりますと、自治体の水道が届いていない区域で配水している「専用水道」で、PFASが国の暫定目標値を超えていたのは17都府県59件にのぼりました。
ただし、「専用水道」は全国に8056件あるなか、水質検査が済んでいるのは4353件と、半数近くが実施されていないことも調査で明らかになりました。
環境省は水質検査をまだ行っていない水道事業者などに対しては、引き続き検査の実施を要請するとしています。