取材スタッフ「傘を差した人で行列ができていますね」
12月24日はクリスマスイブ…ですが、2025年のイブはあいにくの雨模様となりました。

実は12月24日はめったに雨が降らない日。

過去30年の晴天率は93.3%で、“1年で最も晴れる確率が高い日”でもあるといいます。

イブの日に東京で雨が降るのは10年ぶりのこと。

東京クリスマスマーケット2025 in 神宮外苑に来たカップル(20代):
雨だけど、楽しむしかないなって。これも思い出になるかな。
一方で、イブでも変わらず仕事に追われる人も。

配達員の男性・Cabちゃん(49):
さぶいっす…めちゃめちゃさぶいっす…。ほんまに…ちょっと鼻水止まらないです…。

鼻水を流しながら配達し、仕事終わりには妻が待つ家へと帰っていきました。
異例の雨と寒さに見舞われたイブの東京でしたが、年末年始の帰省が始まるこの週末、警報級の大雪となる地域もあるといいます。
天達気象防災キャスターが解説しました。
雨の次は寒気…「急なドカ雪」に警戒
谷原章介キャスター:
雨だったから大変だったでしょう…でも、天達さん思ったより寒くなかったんですが?

天達武史気象防災キャスター:
朝とか夜は、この時期にしては(気温が)かなり高くて、5℃を上回っていましたので。
今年は、日本列島を低気圧が通りやすくなってしまっているので、低気圧は寒気と暖気両方持ってくるので、暖かい空気が入るタイミングで雨になってしまうんです。これは本当に珍しいことだと思います。
ただ、暖気が入ってきたということは、次は寒気なんですよ。今夜以降は警報級の大雪になる可能性が出てきています。

赤とオレンジのところは暴風・大雪、こんなに広い範囲に出ているんです。
雪を伴いながら風も強まってくると。あまり降らない近畿から中国地方も25日夜から(雪が)降る可能性があります。関東も北部の山沿いは何が嫌かと言いますと、何も降ってなかったんです。そこに一気に積もって、これに風が加わりますので見通しが悪くなって吹雪になる。これがちょっと怖いところです。

26日(金)の明け方ぐらいは中国山地でドカ雪。沿岸部は雨でそんなに影響がないと思うんですが、帰省や挨拶回りで標高200~300mのところに行くと…兵庫県、鳥取県、特に大山の周辺は、いきなり25日の夜から数時間で30cmぐらい一気に積もります。
車がスタックしたり、NEXCO西日本は「通行止めの可能性もある」としていて本当に危ないので。
今まったく雪がないんです。ないから「行けるなー」と思って行ってしまう人も多いと思うんですが、本当に25日夜からやめてください。本当に大渋滞を起こして立ち往生という可能性もあるので。しかも沿岸は雨で「大丈夫だろう」と思う方もいると思うんですが、標高少し上がった時点でドカ雪になると思ってください。
高速道路もしっかりと装備をしていれば大丈夫だと思うんですけど、通行止めの箇所も出てくると思いますので、そこはしっかりチェックをしてお出かけください。
特に(まだ)あまり雪が降っていない中国、近畿、北陸のあたりです。

さらにこの先、雪がしばらく続くんですね。26日(金)朝から夕方にかけてがピークで北風が強くなるので、近畿の中部、滋賀県あたりから京都も雪になります。兵庫・神戸も初雪の可能性があります。26日(金)の朝から一気に雪が降って、東北、北陸、岐阜の多いところ(標高がやや高いところ中心)で一気に70cm降ります。群馬、長野(北部・中部)、近畿、中国で40cm。ちょっと危険な降り方になりますので、装備をしていなかったり自信がない方は運転は控えた方がいいと思います。沿岸部はそんなに気にしなくてもいいのですが、少しでも内陸に入る方はお気をつけいただきたいと思います。
気になる年末の天気は…「冬将軍休む」?
天達武史気象防災キャスター:
26日(金)27日(土)にかけては大雪に警戒が必要になってくるんですが、その後は年末年始、冬将軍がしっかり今年は休みそう。
谷原章介キャスター:
休む??

天達武史気象防災キャスター:
26日(金)27日(土)寒いんですが、東京は晴れます。一気に気温は下がるんですけど、28日(日)以降はまた暖気の出番なんですよ。
佐々木恭子キャスター:
大掃除そのあたりでも間に合いそう?
天達武史気象防災キャスター:
ギリギリでも「やってやるぞ!」という方はいいと思うんですけど。
年始も、1月2日(金)ぐらいまでは気温高めの予想です。
遙洋子氏:
雪が降って「雪道歩きたいな、雰囲気あるな」と思うのに、暖かくなったらビチョビチョにならないですか?
天達武史気象防災キャスター:
それがちょっと嫌ですよね。26日(金)27日(土)は大阪の北部、京都も雪が降ると思うんです。その次の日28日(日)29日(月)は特に足元気をつけていただきたい。水たまりも結構できていると思うので。
大晦日までの週間予報は

天達武史気象防災キャスター:
<西日本>
西日本と沖縄は比較的晴れる日が多いです。ただ気温の変化が非常に大きいです。26日(金)から27日(土)は晴れても最高気温一桁。風が強いので実際には予想気温よりも寒く感じると思います。西日本、沖縄の皆さんもしっかり防寒対策してください。
大阪や京都は雪がちらつく可能性があります。福岡も曇りマークですが雪が降る可能性が出てきています。
ただ29日(月)30日(火)31日(水)と気温が上がってきます。年末年始はいつもより暖かい日が多くなりそうです。

<北海道~東海地方>
こちらも26日(金)27日(土)は冬らしい天気になります。新潟も雪が強まる時間帯がありそう。山沿いでは積雪が急増する場所が出るので、27日(土)にかけて交通機関への影響が出そうです。太平洋側の関東や東海はよく晴れます。
30日(火)31日(水)あたりは15℃近くまで気温が上がる可能性が出てきています。
(「サン!シャイン」12月25日放送より)
