秋田・男鹿市にある男鹿水族館GAOのホッキョクグマ「モモ」が12月4日、双子の赤ちゃんを出産した。モモが出産するのは初めてで、GAOでは親子3頭の様子はしばらくモニター越しに観察していくことにしている。
豪太とモモの赤ちゃんは“双子”
4日午後5時36分ごろ、落ち着かない様子の男鹿水族館のメスのホッキョクグマ「モモ」。まもなくして1頭の赤ちゃんを出産した。
約40分後の画像では、モモのかたわらに赤ちゃんがいるのがわかる。
さらに午後8時24分ごろに、もう1頭の赤ちゃんが誕生。モモは初めての出産で双子を授かった。
ホッキョクグマの国内繁殖、新たな一歩
現在11歳のモモは、大阪の天王寺動物園で生まれ、静岡の浜松市動物園で育った。
国内繁殖の取り組みの一環として、2024年3月に男鹿水族館にやってきた。
2025年1月下旬から5月末までオスの豪太(22)と同居。この間に複数回の繁殖行動が確認され、10月から出産準備に入っていた。
GAOによると赤ちゃんの所有権は、第1子がモモの所有権のある浜松市動物園に、第2子は男鹿水族館にあるという。
すくすく元気に育ってね!
ホッキョクグマは、巣穴の中で子グマが移動できるようになってから親子で外に出てくるということで、モモと双子の赤ちゃんは、しばらくモニター越しでの観察が続く。
赤ちゃんの公開時期も未定で、早くても2026年に入ってからになるという。
2頭がすくすくと育ち、男鹿水族館の新たな人気者となるのが待ち遠しい。
(秋田テレビ)
