岩手県盛岡市出身で平民宰相として親しまれた原敬が生まれ育った家「原敬生家」を未来に残そうと、12月5日の朝に市内の小学校で募金活動が行われました。
募金活動が行われたのは盛岡市の上田小学校で、5日は児童会のメンバーなど14人が募金を呼び掛けました。
「原敬生家」は、明治から大正にかけて活躍した元総理大臣の原敬が15歳まで過ごした建物で、市の指定有形文化財に指定されています。
しかし、数年前からかやぶき屋根の一部で劣化が進み、雨漏りが報告されているということです。
2025年、社会科見学で訪れた上田小学校の4年生が修理を必要としていることを知り、募金活動を提案して実現しました。
登校した子どもたちは、大切に持ってきたお金を次々と募金箱に入れていました。
児童からは「思ったよりみんなが募金してくれてうれしい」「原敬の生家が直ってきれいな状態で、これからも続けばいいなと思う」などの声が聞かれました。
5日の活動では、約1万7000円が集まったということで、後日届けることにしています。
(岩手めんこいテレビ)