岩手県雫石町の中学校では12月5日、受験を控えた3年生の合格を祈願する餅つきイベントが行われ、つきたての餅が振る舞われました。
餅つきイベントは、地域の食文化を学んでもらうとともに受験を控えた3年生の合格を祈願しようと開かれました。
5日は3年生の生徒や保護者など約180人が参加し、木の臼ときねを使い地元で収穫されたもち米「ヒメノモチ」から餅を作りました。
雫石町では、農作業が終わったあと餅をついて次の年の豊作を祈る風習が続いていて、生徒たちは、地元の伝統を学びながら威勢よく餅をついていました。
出来上がったもちは、あんこやきなこなどに味付けされ、生徒たちは、できたての餅をおいしそうに頬張っていました。
生徒からは「みんなで頑張って作ったからこそ余計においしく感じるし、自分も頑張ったからおいしい」「5日を思い出しながら合格するように頑張りたい」などの声が聞かれました。
イベントの締めくくりには、“合”格を目指し“5”00個の餅がまかれ、生徒たちは楽しみながら受験に向けて気持ちを高めていました。