村井知事は12月5日の議会で、10月の知事選で公約に掲げたローコストアリーナの建設について、「具体的な検討を開始したい」と改めて意欲を示しました。
宮城県 村井知事
「現在は、実現に向けた情報収集を進めているところであります。今後内容を整理しながら立地条件や需要予測、建設コストなどの具体的な検討を開始したいと考えております」
ローコストアリーナとは、構造などを簡素化し、建設費を抑えたアリーナです。
村井知事は、10月の知事選で、海外アーティストの公演も開催することができる1万人から1万5000人を収容できるローコストアリーナの建設を公約に掲げていて、5日の議会で、実現に改めて意欲を示しました。
宮城県 村井知事
「宮城県内に、これまで以上に多くの人が行き交い、多くの若者が集える、活気に満ちた場所を確保していくことも重要なアプローチとなる」
現在、東北最大のアリーナは、およそ7000人を収容できる利府町の「セキスイハイムスーパーアリーナ」で、東北地方に1万人以上を収容できるアリーナはありません。
村井知事は、「建設費には民間の資金も活用したい」とする一方、建設資材の高騰が続いていることなどから、「県の財政状況を見極めながら判断したい」としています。