長崎市の70代の無職の男性が息子などをかたるニセ電話で計600万円だまし取られる詐欺事件がありました。
警察によりますと、12月3日、長崎市の70代の無職の男性の自宅に、息子を名乗る男から証券会社の配当金が入る予定があるという電話が入りました。
その後、証券会社の社員を名乗る男から「息子さんが税金を滞納し、口座が凍結されている、今日中に納めないと逮捕される」などニセの電話がありました。
男性は息子の友人を名乗り、自宅を訪れた男に現金450万円を、さらに翌日「まだ口座の凍結が解除されていない」と言われて150万円を手渡し、あわせて600万円をだまし取られたということです。
警察は親族を名乗る電話でもお金の話が出たら詐欺を疑う、家に居ても留守番電話に設定し、心当たりのない電話には出ないなど注意を呼びかけています。