福間香奈六冠:
力を尽くして全力で頑張りたいと思います。
島根県出雲市出身の将棋の女流棋士・福間香奈六冠が12月5日午後、大阪で会見を開き、女性として初の棋士をめざし編入試験に挑む意気込みを語りました。
その鋭い攻め手から「出雲のイナズマ」の異名を持つ将棋の福間香奈・女流六冠。
将棋界には男性中心の「棋士」と女性の「女流棋士」という異なる2つのプロ制度があり、福間さんは「女流棋士」の世界で「女王」や「女流王座」など8つあるタイトルのうち6冠を制する圧倒的な強さを誇ってきました。
この福間女流六冠が次にめざしているのが男性中心の「棋士」になることで、3年前に初挑戦しましたが跳ね返されました。
「棋士」になるには編入試験で試験官を務める若手の四段棋士との5番勝負で勝ち越さなければなりません。
3年前は独身だった福間さん。
その後、結婚・出産を経て今回、再び難関に挑みます。
福間香奈六冠:
子どもを見ることにより、次に向かうエネルギーをもらっている。
将棋に向かう時間は極端に減っているが、モチベーションは子どもが生まれかなり充実している。
母となり子育てを通じて将棋と向き合う姿勢など自らの成長を感じるという福間さん。悲願の「棋士」をめざして、年明け1月から対局に挑みます。