5日、警視庁で行われた異例の記者会見。
明らかにされたのは2024年、1都3県で相次いだ闇バイトによる強盗事件の指示役4人の逮捕でした。

警視庁・新家和仁刑事部長:
1年余にわたり全力で捜査にあたり、首謀者の検挙に至りました。

2024年8月末から11月初旬までの約2カ月間に、首都圏で18件起きた闇バイト強盗事件。
2024年10月には、神奈川・横浜市青葉区で当時75歳の男性が死亡する強盗致死事件も発生しました。

これまでに実行役など51人が逮捕されていますが、1年余りの時間を経て、初めて指示役の逮捕に至りました。

今回、強盗傷害などの疑いで逮捕されたのは、福地紘人容疑者(26)ら4人。
全員20代の男です。

4人は2024年10月、闇バイトに応募した実行役の3人に対し、千葉・市川市の住宅に押し入るよう指示し、住人の女性に大けがをさせた上、現金などを奪った疑いが持たれています。

一連の事件で4人が実行犯への連絡手段として使っていたのが、秘匿性の高いメッセージアプリです。

市川市の事件では、指示役が「PTA」、「パトリック」「ファルコン」など9個のアカウント名を使い分け、襲撃場所の位置情報などを実行犯らに送信。

犯行現場では通話状態にして、「腹を蹴れ」など具体的な指令を出していたとみられています。

市川市以外の事件にも関与が疑われている4人。

FNNは、そのうちの1人村上容疑者の祖父を取材しました。

村上容疑者の祖父:
信じられないですよね。普通のただ明るい感じですよ。この写真に写っているとおりのこんな感じです。

さらに、福地容疑者の親族は「すごく優しいのは優しかったです。(Q.犯罪するような人ではなかった?)なかったです。それは信じていました。申し訳ないですね。被害者の方に申し訳ないと思っています」と話しました。

発生から1年以上を要した指示役の逮捕には、執念の捜査がありました。

フジテレビ
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社会部
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