4日夜、福岡県大牟田市で空き家を含む住宅5棟を焼く火事がありました。

このうちの1棟は、5日に撤去に向けた代執行が予定されていました。

警察や消防によりますと、4日午後6時半ごろ、大牟田市栄町で住宅5棟を焼く火事がありました。

火は約2時間半後に消し止められ、けが人はいませんでした。

◆記者リポート
「建物は黒く焼け焦げて、道路側に倒れこんでしまっています。いま消防と警察による実況見分が行われています」

被災した住民に話を聞きました。

Q.どの家に住んでいる?
◆被災した住民
「この家。向こうは空き家だったんですよ、向こう4軒は空き家。住んでたのはうちだけ。酒を飲もうかなと思って、湯のみがそのままありますけど、煙が見えて窓ガラスが全部オレンジ色に見えた」

焼けた住宅のうち4棟は空き家で、そのうち1棟は倒壊の恐れがあり所有者もいないことから、大牟田市は5日、約300万円をかけて撤去のための略式代執行を予定していました。

◆大牟田市 建築住宅課 櫻木慎二 課長
「所有者の死亡が1979年の2月ごろなので、おそらくそのころから空き家だったのでは。長年かけて(略式代執行に)こぎつけたのに、なぜこのタイミングでというのが一番の感想」

他の3軒の空き家も取り壊す予定だったということです。

大牟田市内には現在3085軒の空き家があり、住民も不安を感じているようです。

◆近所の住民
「大牟田は多いからですね。こういう空き家がたくさん。人がいないと燃えますね、あぶないね」

警察と消防は火事の原因を詳しく調べています。

テレビ西日本
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