三重・鈴鹿市でサイレンを響かせながら走る3台のパトカー。
なにを追いかけているのでしょうか。
その先にある交差点で停止すると、警察官が駆け寄ったのは、先頭を走っていたパトカーです。
実はこの車両、盗まれた“盗難パトカー”だったのです。
警察によりますと、商業施設の駐車場に止めていたパトカーを何者かが運転して出て行くのを警察官が目撃。
直ちに追跡が始まりました。
先頭を走る盗難パトカーは、前にいた車を追い越すためか、反対車線にはみ出しながら走行。
その後を追うように2台のパトカーが続きます。
約6分に及ぶカーチェイスの末、無職の太田陽一郎容疑者(44)を確保。
窃盗の疑いで逮捕されました。
太田容疑者:
乗り心地がよさそうだと思い自宅へ戻ろうとした。
呼気からは基準値を超えるアルコールが検出されたということです。
盗まれたパトカーは施錠されておらず、エンジンもかかったままの状態で、三重県警は「盗難防止等の対策に努めたい」としています。