会期末が再来週に迫る中、法案の行方はどうなるか、国会記者会館からフジテレビ政治部・木村大久記者がお伝えします。
立憲民主党の幹部は「議員定数の削減には反対しない」と話していましたが、この幹部も含め、野党側は法案の内容や与党の議論の進め方に激しく反発しています。
立憲民主党・野田代表:
与党だけで期限を決めて数も決めて、もしダメだったら自動削減。二重、三重に乱暴すぎる。これについては強く異を唱えていきたい。
5日午前、記者会見で立憲の野田代表は与党を批判するとともに、定数削減の法案より企業・団体献金の規制強化の法案の審議を優先するべきだとの考えを強調しました。
衆議院では、過半数に達した与党側も参議院では過半数には届いておらず、法案の成立には野党の協力が必要となります。
4日、日本維新の会から協力の要請を受けた参政党の神谷代表は、条件次第で応じる姿勢を示していて、17日の会期末に向け駆け引きが激しさを増しそうです。