釧路湿原周辺のメガソーラー建設問題で、大阪市の事業者が予定地付近の町内会に対し現金200万円を支払う提案をしていたことが分かりました。
大阪市の事業者「日本エコロジー」は釧路市北斗など釧路湿原周辺でメガソーラーの建設を進めています。
その内、釧路市昭和地区では12月上旬にもおよそ2000枚のソーラーパネルを設置する施設の建設工事を始める予定ですが、周辺住民が建設に反対しています。
11月に開かれた住民説明会などで、会社側は付近の町内会に対し協定を結び、「美化協力金」として現金200万円を支払う提案をしていたことが関係者への取材で分かりました。
「金を配ること自体が物を言わせない形になる『金で釣る』という形だと思う」(関係者)
町内会では工事への同意が条件の提案で現金の受け取りは断固拒否するとしていて、今後も強く反対するとしています。