岩手県大船渡市では介護施設の近くの林にとどまっていたクマ1頭が、12月4日、「緊急銃猟」によって駆除されました。

大船渡市では3日から4日にかけて介護施設の近くにクマがとどまり続けました。

近くに住む人からは「(きのう)ガードレールの切れたところ、あそこからクマが出てきた」との声が聞かれました。

大船渡市末崎町の介護施設「つばきの丘」付近の林では、3日午後4時ごろ、成獣のクマ1頭が出没しました。

クマは花火で追い払おうとしても逃げず、4日朝になってもとどまっていたことから市では、自治体の判断で発砲する「緊急銃猟」の実施を決定しました。

付近の交通を規制したうえで午前11時前、猟友会によりクマを駆除しました。
人や物への被害は、確認されていないということです。

市によると、この林の周辺では11月からクマの目撃が相次いでいて、2週間にわたりわなを設置していましたが、捕獲に至っていなかったということです。

県内での緊急銃猟によるクマの駆除は3例目となります。

岩手めんこいテレビ
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