プロバスケットボール・Bリーグは日本代表活動による3週間の中断期間が明け、12月6日からリーグ戦が再開、島根スサノオマジックもリスタートです。
これまでの戦いを振り返りながら、緊急加入した新戦力にも注目、今後を展望します。

11月29日土曜日、島根県出雲市で行われた公開練習。
代表活動でリーグ戦が中断する中、久しぶりに選手たちがファンの前に姿を見せました。

この日はシューティングを中心に1時間半ほど汗を流し、再開するリーグ戦に向け、決意を示しました。

島根スサノオマジック・北川弘コーキャプテン:
残り42試合、僕たちは全力で戦うので、皆さんの力を貸してほしいというのと、これからどんどん良くなるチームを見守ってほしいなと思います。
今日はわざわざお越し頂いてありがとうございました。

いよいよリーグ戦、再開へ。
まずは今シーズン、ここまでの戦いを振り返ります。

開幕を1か月前に控えた9月4日、佐賀とのプレシーズンマッチは新生・島根のお披露目の場となる試合でしたが、けが人続出でロスターはなんと7人。
それでも、強固なディフェンスとボールを奪ってからの速いオフェンスという新たなスタイルを体現、ファンに期待を持たせました。

そして、迎えたシーズン開幕。
なんとかロスターを揃え、10人で臨んだアウェイ・越谷戦を連勝で飾ると…。

実況:
島根の鬼ディフェンスが、コートに帰って来ました!

第3節の佐賀戦で、守備の要・白濱僚祐が305日ぶりにコートに復帰。
鬼ディフェンスは健在!ファンを沸かせました。

つづく第4節、横浜戦。
昨シーズンまで4季在籍の前キャプテン・安藤誓哉が島根に凱旋。
敵に回したくない男を相手に奮闘したのが、新加入の飯尾文哉でした。

島根スサノオマジック・飯尾文哉選手:
安藤選手の古巣ということで、僕も絶対負けないように。島根に勝ちをもたらせるように頑張りました。

安藤とマッチアップした飯尾が攻守で光る活躍、連勝に貢献しました。
けが人続出の中、スタートダッシュを見せた一方、トラブルも。

今季平均17得点のコティ・クラークが故障者リスト入り。
シーズン序盤で外国籍選手を欠く大ピンチを救ったのが、緊急加入したオルフェミ・オルジョビ。
チーム合流からわずか3日後、千葉との第2戦で14得点をマーク。
チームを7連勝に導き、この試合のMVPにも選ばれました。

オルジョビはその後、アウェイ富山戦で自身最多の30得点。
献身的なプレーでチームを支えましたが、11月27日に退団が発表されました。
在籍約1か月ながら、まさに救世主として獅子奮迅の活躍。
島根ファンの記憶に残る選手でした!

新生・島根にあって圧巻のパフォーマンスを見せ続けているのが、島根の新たなエース・岡田侑大。
非凡なスキルで得点を量産するオフェンスマシーン!
B1得点ランキングでここまで日本人2位。

12月の北海道戦では得点ランキング1位の日本代表・富永啓生と激しい打ち合い、島根のみならず全国のバスケファンを震えさせました。

ここまで、10勝8敗で西地区6位につける島根。
11月には今季好調だった横地聖真の前十字靱帯断裂など苦しいチーム状況が続いていましたが、この中断期間にうれしい知らせが…。

島根スサノオマジック・岡本飛竜選手:
自分も健康になりました。またチームに貢献できるよう頑張っていきます。

腰を痛め、今季出場機会がなかった岡本飛竜が復帰を宣言。
さらにディフェンスが持ち味のスモールフォワード昨シーズンまで富山でプレーしていた上田隼輔選手を緊急補強。
リーグ戦再開に向け、追撃態勢を整えつつあります。

11月21日に加入発表・上田隼輔選手:
不安よりワクワクのほうが強いので、少しでもチームの戦力になっていけるかなと思っています。外国籍やガードに関わらず、ボールマンディフェンスが1番得意。
オフェンスでは走るのが得意なので、1番に走って、あとはドライブも得意なので、そこを注目してもらえばなと思います。

戦列復帰に緊急補強、追撃ののろしを上げた島根はあさってからアウェイで三遠ネオフェニックスとの2連戦に臨みます。

TSKさんいん中央テレビ
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