自身のセクハラ問題の責任を取り、福井県の杉本達治知事が3日、県議会議長に退職の申し出書を提出しました。4日に開かれる県議会に諮られ可決されれば辞職となります。
杉本知事は3日午後、県議会の宮本俊議長を訪ねました。
この後は非公開となり、杉本知事から宮本議長に退職の申し出書を手渡したということです。
約3分後、議長室から出てきた杉本知事が取材に応じました。
福井県・杉本達治知事:
「退職の申し出書を提出しますと伝えて、議長からはお預かりしますとねぎらいの言葉がありました(議長に対しては)感謝の気持ちと申し訳ないという話をしました」
県議会によりますと、杉本知事の辞職は、4日に開かれる県議会本会議の冒頭で議題として諮られ、可決されれば辞職が決まりま。
県は、4日午前11時から杉本知事の会見を予定しています。
また、公職選挙法では、辞職の申し出を受けた議長は、その後、県選挙管理委員会に通知。その翌日から50日以内に選挙を実施することになっています。
宮本議長は、県選管に12月8日に知事の辞職を通知する予定で、知事選挙の日程は、1月8日告示、25日投開票が有力視されています。