紅葉の季節を迎え、肌寒さを感じる今日この頃。そんな季節感を味わいながら、少し贅沢な食事などを楽しむのはいかがだろうか。今回は情報誌Taktの特集「華やぐ和のひととき」から、県内で上質な時間を過ごせる2店舗を紹介する。
趣ある和空間で味わう「侑旬鵜坂」

富山市婦中町の静かな住宅街に今年4月にオープンした「侑旬鵜坂」。趣のある玄関を抜けると、全席小上がりの落ち着いた和の空間が広がっている。約15席という小規模ながら、丁寧な料理とサービスで訪れる人を魅了している。


店を営むのは、京都や金沢の料亭で腕を磨いてきた岡田勉さんとしのぶ女将。「肩肘張らずにお料理を食べていただきたい」という思いで、温かみのあるもてなしを心がけている。


メインの御膳は9品もの料理が美しく盛り付けられ、見ているだけで楽しくなる豊かな内容だ。富山らしさを感じられる「カジキの昆布締め」は泡醤油とともに提供され、昆布締めならではのモチモチとした食感が楽しめる。

また、店の看板商品である「生麩の白味噌仕立て」も必食だ。もちもちとした生麩と中の鶏ひき肉が絶妙に調和し、「富山にいても京都を感じられる」と人気を集めている。

しのぶ女将は「前にお客様から『大切な人と来たいお店ですね』と言われ、次の来店では家族や友達を連れてきてくださった」と嬉しそうに話す。多くの人にとって、大切な思い出の場になっているのだろう。

静寂の中でゆったりと「ことの葉」

富山市布瀬町にある和カフェ「ことの葉」は、1人の時間をゆったりと過ごせる心の拠り所だ。店長の松井光さんは、和のひとときと共に味わってほしい料理を丁寧に提供している。


特におすすめは「ぜんざい」。風味豊かな北海道産の小豆を使い、県産のお餅を入れた一品だ。あえて甘さを控えめにして塩気を立たせた風味が特徴で、「このぜんざいの味を求めて寒くなると来る方も多い」という。

店内では、ゆったりとした時間を過ごせるようBGMを流さないという心配りもある。「1人でもお気軽に来ていただけるような空間作りを心掛けておりまして、来る方にとっての『心の拠り所』となれるような場所であり続けたい」と松井店長は話す。

おしゃれな食器は隣接する雑貨屋「大和屋」のものを使用しており、気に入った食器があれば購入して帰ることもできる。食事の楽しみだけでなく、食器との出会いも楽しめる場所だ。

季節を感じる贅沢な時間を
「侑旬鵜坂」の御膳やデザートは季節ごとに変わるため、訪れるたびに新たな発見がある。また「ことの葉」では1人でも気軽に立ち寄れる心地よい空間が待っている。
1人でのんびりと、あるいは大切な人と、これらの店舗で「華やぐ和のひととき」を過ごしてみてはいかがだろうか。
(富山テレビ放送)
