まず、用意するのは液体洗剤とタオル。

「衣類に付きやすい汚れは、主に“油性”と“水性”があります。普段は洗剤を使い分けていらっしゃるかもしれませんが、部分洗いの場合は液体洗剤であればどんな種類でも大丈夫です。

ただし、食器用洗剤は泡立ちやすく、すすぐのが面倒なので避けた方がいいでしょう。生地が傷まないか心配な場合は、中性の洗剤か衣類用のデリケート洗剤を使うのがお勧めです」

食器用洗剤はなるべく避けたい(画像はイメージ)
食器用洗剤はなるべく避けたい(画像はイメージ)

油性の汚れ:皮脂、汗、ファンデーション、リップグロス、食べ物の汁など
水性の汚れ:ジュース、醤油、コーヒーなど

汚れが落とせるかどうかは、汚れの原因よりも“どれだけ深く染み込んでいるか”がポイントとなる。部分洗いであれば油性と水性、どちらの汚れでも洗い方を変える必要はない。

「ほとんどの汚れは表面的なことが多いので、部分洗いでもだいぶきれいに落とせるはずです。一方で、深く染み付いた汚れを落としきるのは難しいです。

その場合は、洗濯機で丸ごと洗い直したりクリーニング店にお願いすることをお勧めします」

洗剤とタオルを準備したら、まずは洗面器に1Lほど水を入れる。ぬるま湯の方が汚れを落としやすくお勧めだ。洗面器で洗いにくい場合は、たらいなどを使ってもいい。

次に洗剤を小さじ1杯程度入れ、成分がしっかり水に溶けるようによく混ぜる。

混ぜ終わったらタオルを浸して絞るのだが、ここで注意点が一つ。絞りすぎるとタオルに洗剤の成分が残らず、水分を残しすぎても中の羽毛がびしょぬれになってしまう。そのため、水が滴らない程度に絞るのが目安となる。

そして、タオルで汚れを拭く際にもちょっとしたコツがある。

「タオルを押し付けるように拭いてしまうと、かえって汚れが深く入ってしまう可能性もあります。汚れを外に掻き出すイメージで、左右に素早く、10回〜20回程度拭き上げるのがポイントです」

押し付けずに掻き出すように拭く(特集班撮影)
押し付けずに掻き出すように拭く(特集班撮影)

拭いた後はタオルを水に浸して固く絞り、洗剤の成分が残らなくなるまで拭き取ってほしい。

拭き終わったら、洗った部分が“だま”になっていないか触って確認し、なっていれば手でほぐす。

“だま”になっている部分は手でほぐす(特集班撮影)
“だま”になっている部分は手でほぐす(特集班撮影)

最後はハンガーに掛けて、直接日の光が当たらない場所で自然乾燥させれば完了だ。

部分洗いで落とせない場合は?

乾いた後にまだ汚れが気になる場合は、汚れが生地に染み込んでいるということになるが、どうすればいいのか。