去年の豪雨で大きな被害を受けた輪島市の塚田川で本格的な復旧工事がきょうから始まりました。
輪島市と珠洲市の4つの河川では去年9月の豪雨で護岸が崩れたり、山からの土砂で川が埋まるなど大きな被害を受け土嚢を積むなど応急的な復旧工事が行われて来ました。このうち輪島市の塚田川周辺では川の氾濫により住宅が流され、4人の命が奪われるなど大きな被害が出ました。
きょうから始まった本格的な復旧工事では海岸側から川に向かって重機が通る道の整備が行われました。今後は全長およそ2キロある塚田川全体で工事が進められ川幅を最大8メートル増やす拡幅工事などが予定されています。
国土交通省北陸地方整備局能登復興事務所調査課 江渕直嗣課長:
川の工事が終わらない事には地域住民が安全に暮らすことができない。1日でも早い復旧を目指し関係機関と連携し工事の円滑な進捗に努めていきたい
国や県は今月末までに奥能登2市2町で被害を受け住宅地に近い19の河川で本格的な復旧工事を始める方針で全ての工事の完了は2028年度末の予定です。