地震と豪雨の被害を受けた輪島市で大漁と海の安全に感謝する「恵比須講祭」が行われました。ご神体の恵比須様が外へ持ち出されたのは2年ぶりとなります。

輪島市の輪島前神社で行われたのは江戸時代中期から伝わる「恵比須講祭」です。去年は能登半島地震の影響で神事のみとなりましたが今年は2年ぶりに御神体である木彫りの恵比須像が外へと持ち出されました。

地震前は氏子10人ほどがおよそ10キロの恵比須像を交代で持ちながら150軒の家を周りその年の大漁と海の安全に感謝してきました。しかし、今年は地震の影響で氏子が地区を離れたり公費解体が進んで更地が増えたため恵比須様を抱えて静かに大通りを歩く形となりました。

氏子:
今年みたいにカニも取れたり魚も取れたりいい年になってほしい。(祭りは)続けていければいいけど人がいないので続けていければ続けていきたい

来年1月10日には神様が海へ戻る「おでまし恵比須」が行われます。

石川テレビ
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