日本とラオス両国の国旗を振る子どもたちに出迎えを受け、笑顔で花束を受け取られた天皇皇后両陛下の長女・愛子さま。
ラオス滞在3日目となる19日、愛子さまは水色のレース地のワンピース姿で首都ビエンチャンの中高一貫校を訪問されました。
日本語を学ぶ人も多い親日国ラオス。
愛子さまの訪問を前に学校では、生徒たちが準備を進めていました。
生徒たちが日本語で書いた歓迎の飾りつけのほか、愛子さまの写真を見てデッサン画を描く生徒の姿もありました。
愛子さまが教室に入られると、カフェのメニューや日本語での注文の仕方を学ぶ授業が行われていました。
愛子さまは授業を笑顔で見守り、代表の生徒たちと交流され、「ラオスで日本語を学ばれている方たちに、きょうお会いできるのをとても楽しみに伺いました」と声をかけられました。
「どんなアニメが好きなんですか?」という質問に「ワンピース」や「ナルト」と答えた生徒に対し、「日本でもナルトやワンピース、とても人気があって海外でも人気な…皆さんにも親しまれて、とてもうれしいことです」と述べられました。
また、「日本の文字も好きでいてくださって、うれしいです」と笑顔で声をかけられました。
日本の文化に親しむカリキュラムでは、愛子さまは生徒らが福笑いを楽しむ様子を見守られました。
また、愛子さまを描いたデッサン画を生徒から贈られると、「ありがとうございます」と喜び記念撮影される場面もありました。
アヌソンさん(15):
かわいくて親切な人でした。日本に行きたいです。
クヌサップさん(16):
日本語の勉強頑張ってくださいと言われました。
18日夜、振り袖姿で歓迎の晩さん会に出席された愛子さまは「この機会に日本・ラオス両国においてお互いの国への理解や関心がより一層高まり、果てしなく続く悠久のメコン川の流れのようにどこまでも発展していくよう願っています」と外国で初めておことばを述べられました。
ご自身を含めた若い世代が両国の絆を受け継ぐとの思いを示された愛子さま。
側近によりますと、愛子さまは途中でおことばが長すぎたと感じ意識的に読み上げるスピードを速めるなど、ラオス側を気遣い落ち着いて対応されていたということです。
20日は世界遺産の古都ルアンパバーンを訪問されます。