ラオスを訪問中の天皇皇后両陛下の長女・愛子さま。20日は世界遺産の古都を訪問された。
皇室にとってゆかりのある場所で、どんなお言葉を述べられたのだろうか。
民族衣装で陛下の思い出の地を
ラオスの古都ルアンパバーンに向かう高速列車に乗り込まれた、青いパンツスーツ姿の愛子さま。

街全体が世界遺産に登録されたルアンパバーン。

天皇陛下も皇太子時代に訪問された場所だ。

記者リポート:
世界遺産の街、古都ルアンパバーン。愛子さまは民族衣装で陛下の思い出の地を巡られました。

愛子さまは、ラオスの国家副主席から贈られた民族衣装に身を包み、国立博物館を訪問された。

その後、16世紀に王家の菩提寺として建てられたシェントーン寺院に足を運ばれた。

愛子さまは、王の葬儀で使われた黄金の霊柩車を納めた車庫のほか、本堂を参拝し、仏像を前に、こう述べられた。

愛子さま:
大変立派な仏像で心が洗われるような気持ちがいたします。
ルアンパバーンを訪れていた日本人観光客は…。
日本人観光客:
神々しいというか、すごく素敵でした。テレビで拝見するよりも、すごくお綺麗で素敵でした。
愛子さま「日本とラオスとの懸け橋の一端を担うことができれば…」
午後には党書記主催の昼食会に出席し、約40人の出席者を前におことばを述べられた。

愛子さま:
私にとって初めての国際親善のための外国訪問となったこの度の滞在は、きっと特別な思い出として、私の心に深く刻まれることと思います。

陛下が13年前にルアンパバーンを訪問されたことにも触れられた愛子さま。

愛子さま:
私も、父を始め、皇室の方々の歩みを受け継ぎ、日本とラオスとの懸け橋の一端を担うことができれば幸いに存じます。

その後、愛子さまが訪問されたのは「ラオ・フレンズ小児病院」。

愛子さまは、子どもから象のぬいぐるみを受け取ると、笑顔で「かわいい、どうもありがとう」と感謝を述べられた。

この病院は、日本のNPOが運営。医療が届きにくい山間部も含め、新生児から15歳までの子どもを24時間体制で受け入れている救急病院だ。

フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN代表 赤尾和美看護師:
医療へのアクセスが物理的なものだけではなくて、いろんな理由で医療が遠くなっている、見つけられていない子ども達がまだたくさんいるということをお伝えできたらいい。

愛子さまは、日本人看護師などの案内で病院を見学し、子ども達と交流された。

やけどで入院しているという男の子には「痛かったですね」「入院はいつから」などと声をかけられた。

愛子さまは、この後 郊外にある滝を視察し、首都ビエンチャンに戻られる予定。
(「イット!」11月20日放送より)
