人に慣れていない“シャーシャー猫”だけを集めた譲渡会「最強の保護猫譲渡会」が、11月24日に東京・目白で開催される。
44頭の猫が参加した初回からSNSで話題となったこの譲渡会。どんな猫が登場し、どんな人が彼らを迎えに来るのか。
主催する保護猫活動団体「保護猫カフェねこかつ」代表の梅田達也さんに、猫たちの物語と開催直前の思いを聞いた。
“最強”に込めた思い
人に慣れておらず、近づくと「シャー!!」と叫ぶような猫ばかりが集まる、“シャーシャー猫だけ”の譲渡会(正式名は「最強の保護猫譲渡会」。以下、シャー猫譲渡会)。
開催するたびに大きな反響を呼んでおり、目白で行われる次回の譲渡会で4回目を迎える。SNSでは百戦錬磨の猫好きたちを中心に「こういう子ほどかわいい!」という声が多く寄せられている。
実際、譲渡が決まるのは“猫の上級者”と呼べる経験者が多いという。梅田さんは譲渡会の名前に込めた思いをこう語る。
「『最強の保護猫譲渡会』の『最強』という言葉には、猫だけでなく“受け入れる側も最強”という意味も込めています。人に慣れていない猫はお世話が難しく、懐かないことで心が折れてしまう可能性もあるからです。そのため初めて猫を迎える方には、その点を丁寧に説明し、人に慣れている猫がいる通常の譲渡会や、我々の運営する保護猫カフェをご案内することもあります」
それでも「迎えたい人」が集まるわけ
というわけでシャー猫譲渡会には譲渡希望者にも高いハードルが設けられているのだが、それでも「この子を迎えたい」と希望する人は少なくない。
