今年も残すところあと2カ月と年の瀬が迫るなか、早くも来年の福袋商戦がスタートした。
物価高にうれしい福袋も
東武百貨店では、来年の干支・午年にちなんだ福袋を展開する。

「乗馬体験」などができる福袋を初めて企画したほか、毎年好評の「刺身の舟盛り」(2万260円(5万円相当))は馬のひづめに装着する「蹄鉄」をイメージした盛り付けを施し、新年らしい縁起の良さを演出している。

また、物価高のなかでお得感やボリューム感を売りにした福袋として約4キロの「和牛の盛り合わせ」(12~15人前)。

「サブスク福袋」として1カ月間、毎日デパ地下のお寿司やタイ料理がテイクアウトできる内容も取り揃える。
万博限定商品の復活福袋も
一方で、松屋銀座では大阪・関西万博に行けなかった人や品切れで購入できなかった人に向けて、「フランス館」で限定販売されたパンやスイーツなどの詰め合わせを、福袋限定で再販売する。

また、去年も人気だった「ガチャガチャ福袋」では、「銘柄米30キロ」や、「本まぐろ入り握り寿司100貫」を景品として用意し、コメ価格の高止まりが続くなか、家計を応援する内容になっている。

松屋銀座担当者:
今年は値段を少しアップしたんですけれども、その分お客さまもきっと驚くようなお米でしたり、お寿司・お肉など豪華に用意しております。
体験型福袋も人気
このほか、体験型の福袋も各社力を入れていて、去年の応募倍率が135倍と最も人気だったという「アイドルになりきって写真撮影ができる」福袋。

「食品サンプル作り」ができる内容など、「特別感」や「体験型の価値」を重視する傾向が広がっている。
(フジテレビ経済部)
