アートを通して環境問題を訴えている福井県出身の美術家・長坂真護さんによる個展が18日から金津創作の森で始まるのを前に、報道関係者への内覧会が開かれれました。
長坂真護さんは、ガーナのスラム街に捨てられた電子機器などの廃棄物を使って作品を制作するなど、環境問題や社会課題をアートを通じて表現しています。
18日からの個展を前に開かれた報道陣向け内覧会では、長坂さん本人が作品を解説しました。
会場には約200点の作品が5つのテーマごとに展示されていてガーナのスラム街の風景を再現した部屋もあります。
現地では電子廃棄物だけでなく、過剰に寄付された洋服がごみとなる問題も起きていて、作品と空間演出で見る人に現地の臨場感を伝えています。
また、個展開催に合わせて金津創作の森で手掛けた越前和紙の新作も展示されています。
長坂真護展は18日から12月14日まで開かれます。