岩手県北上市の山林で10月8日午前、損傷の激しい男性の遺体が見つかりました。
遺体に爪痕が残されていることなどから、警察はキノコ採りに出かけていた73歳の男性がクマに襲われたとみて捜査しています。

北上市和賀町岩崎新田の山林では、金ケ崎町六原の無職の73歳男性が7日からキノコ採りに出かけたまま行方不明となっていて、7日夜、家族から通報を受けた警察が、8日朝から捜索にあたりました。

そして午前10時過ぎ、男性の軽自動車が停まっていた場所の近くで、損傷の激しい男性の遺体が見つかりました。

見つかった現場は夏油大橋から北に1kmほどの山林で、遺体にはクマの爪痕やかまれた痕があったということです。

現場付近ではクマの鳴き声が確認されたことから、警察は一度引き上げた後、午後、猟友会などと再び山に入り、夕方までに遺体を回収しました。

服装などから遺体は男性とみられていて、警察は男性がクマに襲われたものとみて調べを進めています。

また市は「山に入るのを控えるなど安全確保に努めてほしい」と市民に呼びかけています。

岩手めんこいテレビ
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