自民党の高市総裁は、連立政権を見据えて行っていた日本維新の会の藤田共同代表との政策協議を終えました。
会談を終えた日本維新の会の動きについて、フジテレビ政治部・杉山仁実記者が中継でお伝えします。
自民党との政策協議を終えた維新の藤田共同代表は16日午後4時半過ぎ、「信頼関係が一つ一段上に進んだ」と強調しました。
日本維新の会・藤田共同代表:
国家の基本となる政策、このあたりについてはかなり価値観を共有しているところは、改めて確認もできましたし、信頼関係が一つ一段上に進んだ。
維新は自民党との政策協議で、協力の条件として、社会保険料の引き下げ、副首都構想、そして企業・団体献金の廃止など12項目の要望する政策を提示しました。
維新が強く主張した企業・団体献金の廃止などでは16日は折り合えず、17日に改めて協議することになりました。
一方、立憲民主党は、首相指名選挙で野党統一候補の擁立を目指していたため、ある野党幹部は「自民党に協力するのであれば条件としてこだわるべきだ」と話しています。
維新のベテラン議員は党内で「選挙協力はどうするのか」と不安の声が出ているとする一方、「政策が実現できるのであればいい。副首都構想と社会保障改革は大事な2本柱だ」と話しています。