埼玉県鶴ヶ島市の老人ホームで、入所者の女性2人が死亡した事件で、元施設職員の22歳の男が逮捕されました。
殺人の疑いで逮捕されたのは、老人ホームの元職員で、無職の木村斗哉(きむら・とうや)容疑者22歳です。
この事件は、15日午前5時ごろ、鶴ヶ島市の介護付き老人ホームで、入所者の高齢女性2人が頭から血を流しているのが見つかり死亡したものです。女性の1人は4階のベッドの上で、もう1人は5階のベッドの上で仰向けの状態で発見されました。
施設の防犯カメラには、不審な人物が立ち去る姿が映っていて、警察は、殺人容疑を視野に捜査を進めていたところ、15日午前、現場から約250メール離れた路上で木村容疑者を確保。15日午後に、刃物のようなもので切りつけるなどして89歳の女性を殺害した疑いで逮捕しました。
木村容疑者は調べに対して、「刃物で刺して殺したことは間違いない」と容疑を認めていますが、動機については供述していないということです。