自民党の高市総裁は連立政権を見据え、16日午後3時から日本維新の会の藤田共同代表と政策協議を行っています。
国会内から、フジテレビ政治部・福田真子記者が中継でお伝えします。
政策協議は冒頭、高市総裁と藤田共同代表が笑顔で言葉を交わすなど、和やかな雰囲気で始まりました。
協議は16日午後3時から国会内で開かれ、高市総裁と藤田共同代表のほか、両党の政調会長が同席して午後3時46分現在も行われています。
最大の焦点は、維新側が提示した政策で折り合いをつけ、来週の首相指名選挙で協力を得られるかです。
維新側は、政策で折り合えば連立までいかなくても高市氏に投票する構えで、「高市首相」誕生の可能性は高まることになります。
そのため、高市総裁としては何としてでも合意にこぎつけたい考えで、特に維新側が「2本柱」として主張している東京一極集中の是正を目的とする「副首都構想」と社会保障改革については、自民党幹部も「丸のみでいい」と話しています。
――今回の協議では、首相指名選挙の先の連立交渉まで進展するんでしょうか?
自民党幹部の1人は「連立を急ぐ必要はない」と話していました。
というのも維新側は今回、高市総裁に対し複数の案を要求していて、例えば政治資金の改革では協議が難航する可能性があり、時間がかかるとみられているからです。
一方、党内には「安定政権を作るためには連立を組んでしまえばいい」といった意見もあり、協議の行方が注目されます。