首相指名選挙を巡る動きが急展開です。
自民党の高市総裁は16日午後、日本維新の会の藤田共同代表と連立政権を見据えた政策協議を行います。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・福田真子記者が中継でお伝えします。
公明党の離脱から急接近した両党について、自民党幹部は「流れはできていた」と話していて、首相指名選挙での協力に自信をのぞかせています。
協議は午後3時から国会内で開かれ、高市総裁と藤田共同代表のほか、両党の政調会長が同席します。
維新側が提示した政策で折り合い、来週の首相指名選挙で協力を得られるかが最大の焦点で、自民党幹部は「まずは高市と書いてもらうことが最優先だ」としています。
維新側は、東京一極集中の是正を目的とする「副首都構想」と社会保障改革が2本柱で、自民党幹部は「この2つは丸のみでいい」と話しています。
しかし維新側が主張する政治資金の改革では、協議が難航する可能性があり、重鎮議員からは「連立を急ぐ必要はない」との声も出ています。
ただ維新側は、政策で折り合えば連立までいかなくても高市氏に投票する構えで、「高市首相」誕生の可能性は高まることになります。