埼玉・鶴ヶ島市の老人ホームで入所者2人が殺害された事件で、逮捕された元職員の男が、施設に入る際に「職員用の出入り口で4桁の暗証番号を入力して鍵を開けた」という趣旨の供述していることが分かった。
耳の下と首には青いタトゥーのようなもの
埼玉・鶴ヶ島市の介護付き老人ホームで、入所者2人が殺害された事件から一夜があけた16日、小林登志子さんを殺害した疑いで元職員の木村斗哉容疑者(22)が送検された。

木村容疑者は白い長袖の服とマスク姿。

左右の耳の下と首には、青いタトゥーのようなものが見える。

記者リポート:
亡くなった女性はそれぞれ4階と5階の一室で被害にあいました。

15日未明、鶴ヶ島市の老人ホーム「若葉ナーシングホーム」で入所者の小林登志子さん(89)と上井アキ子さん(89)の2人がベッドで頭から血を流しているのが見つかり、その後死亡が確認された。
上井さんを殺害したのも木村容疑者とみられている。

木村容疑者は2024年7月までこの施設で働いていて、「職員用の出入り口で4桁の暗証番号を入力して鍵を開けて建物内に入った」などと供述していることが新たに分かった。
施設側によると暗証番号は変わっていなかったという。
帰宅するたびに、カーテンを開けて見ていた…
熊谷市内にある木村容疑者と同じアパートに住んでいる人は…。

同じアパートの住人:
ちょっと以前から、家帰って来たときにカーテン開けて覗かれたりして。レースのカーテンだったので影とか見える。
木村容疑者は住人が帰宅するたびにカーテンを開けて見ていたという。

同じアパートの住人:
1回、目が合ったときがあって、そのときはあっち全裸で、おっ?って。

木村容疑者の部屋は普段から雨戸が閉められていて、2025年夏ごろからはガスが止められていたという。

同じアパートの住人:
(容疑者の部屋の)ガスメーターに“ガス止め”って書いてあった。7月8月には止まっていたと思うので生活どうしているのかなと。

警察は小林さんの死因について首を絞められたことによる窒息死とみられることを明らかにした。
木村容疑者は調べに対し首をしめたことは認めているが、動機については何も話していない。
(「イット!」 10月16日放送より)